再読 中国行きのスロウ・ボート
2007年 06月 18日
は中央公論文庫に入っている、村上春樹の第一短編集。
『中国行きのスロウ・ボート』――「海」1980年(昭和55年)4月
『貧乏な叔母さんの話』――「新潮」1980年12月
『ニューヨーク炭鉱の悲劇』――「ブルータス」1981年3月
『カンガルー通信』――「新潮」1981年10月
『午後の最後の芝生』――「宝島」1982年8月
『土の中の彼女の小さな犬』――「すばる」1982年11月
『シドニーのグリーン・ストリート』――「海」臨時増刊「子どもの宇宙」1982年12
初出は上記のとおり、わたしは『ニューヨーク炭鉱の悲劇』&『午後の最後の芝生』はリアルタイムで読んでいましたが、文芸誌に掲載されたものは読んでいませんでした。でも、今あらためて掲載誌をみると故安原顕がらみが多いのですね。
若い読者には安原顕はなじみがないでしょうが、スーパーエディタとして『海』や『マリー・クレール』等の中央公論で活躍、デビュー当時から村上春樹を評価していた人物でした。しかし、昨年村上春樹の自筆原稿流出の源としてNEWSになりましたね。
そんな彼らの確執はおいといて、今回ひょんなきっかけで再読してみると、『土の中の彼女の小さな犬』を一番面白く感じました。若い頃にくらべて嗜好が少し変わってきたのでしょう。村上春樹には様々な長編があるのですが、この初期の短編も味わい深いものがあり、おすすめです。
『中国行きのスロウ・ボート』――「海」1980年(昭和55年)4月
『貧乏な叔母さんの話』――「新潮」1980年12月
『ニューヨーク炭鉱の悲劇』――「ブルータス」1981年3月
『カンガルー通信』――「新潮」1981年10月
『午後の最後の芝生』――「宝島」1982年8月
『土の中の彼女の小さな犬』――「すばる」1982年11月
『シドニーのグリーン・ストリート』――「海」臨時増刊「子どもの宇宙」1982年12
初出は上記のとおり、わたしは『ニューヨーク炭鉱の悲劇』&『午後の最後の芝生』はリアルタイムで読んでいましたが、文芸誌に掲載されたものは読んでいませんでした。でも、今あらためて掲載誌をみると故安原顕がらみが多いのですね。
若い読者には安原顕はなじみがないでしょうが、スーパーエディタとして『海』や『マリー・クレール』等の中央公論で活躍、デビュー当時から村上春樹を評価していた人物でした。しかし、昨年村上春樹の自筆原稿流出の源としてNEWSになりましたね。
そんな彼らの確執はおいといて、今回ひょんなきっかけで再読してみると、『土の中の彼女の小さな犬』を一番面白く感じました。若い頃にくらべて嗜好が少し変わってきたのでしょう。村上春樹には様々な長編があるのですが、この初期の短編も味わい深いものがあり、おすすめです。
by miketa-no-ai | 2007-06-18 21:54 | 読書