サイゴン・タンゴ・カフェ 中山可穂 角川書店
2008年 06月 14日
ラテン音楽はさほど好きではないが中山可穂には興味があり、『ケッヘル』以来の新刊だったにもかかわらず、読み忘れていてようやく読了しました。 タンゴを主題とした連作短編小説。アルゼンチンで上司に横領の罪を着せられる女性の話や、作者自身を想起させる女性作家が失踪してベトナムで開くカフェのお話まで。
クライマックスまでタンゴをBGMとして、熱くそして物憂げに語られる同性愛者の恋愛は、謎めきながらも、前向きに終局を迎えます。
こうした物語を生理的に受け付けないという方もいるとは思いますが、日本もなんだかモンスーン的な気候になっているみたいですし、わたしはヨー・ヨーマのタンゴのCDなぞ聴きながら、純粋に小説世界を楽しませてもらいました。
クライマックスまでタンゴをBGMとして、熱くそして物憂げに語られる同性愛者の恋愛は、謎めきながらも、前向きに終局を迎えます。
こうした物語を生理的に受け付けないという方もいるとは思いますが、日本もなんだかモンスーン的な気候になっているみたいですし、わたしはヨー・ヨーマのタンゴのCDなぞ聴きながら、純粋に小説世界を楽しませてもらいました。
by miketa-no-ai | 2008-06-14 22:59 | 読書