美容院ベビーフェイス物語 領家高子 駒草出版
2009年 04月 11日
昨年度購入して、積んでいた本の中の一冊。
たしか帯にある常盤新平の文章に惹かれたのだった。 下町、隅田川流れる墨堤にほど近い角店、『ベビーフェイス』は二席の小さな美容室。
美容師、千夏は雄猫ヒョウ太と暮しながら、自分の故郷につながる私鉄の始発駅で、日本髪もてがける研究熱心な美容師。新しい恋人である「入道」とよばれる製薬会社主席研究員にしてロッカー。その出会いや彼の家族や、バンドのメンバーを通して、千夏は自分らしい生き方と場所をよりたしかなものにしてく。
おとなの青春小説、三十代男女の恋愛はめずらしくはないが、たしかな自分がわかっているというところが、静かに温かな恋愛の後ろにあって、おとなの機微を感じさせられます。
若い人が読めば、なんだ大人って思うかもしれませんが、恋愛にふりまわされずに、自分のことだけではない、相手を思いやることの大切さを知ることができるのではないでしょうか。
たしか帯にある常盤新平の文章に惹かれたのだった。
美容師、千夏は雄猫ヒョウ太と暮しながら、自分の故郷につながる私鉄の始発駅で、日本髪もてがける研究熱心な美容師。新しい恋人である「入道」とよばれる製薬会社主席研究員にしてロッカー。その出会いや彼の家族や、バンドのメンバーを通して、千夏は自分らしい生き方と場所をよりたしかなものにしてく。
おとなの青春小説、三十代男女の恋愛はめずらしくはないが、たしかな自分がわかっているというところが、静かに温かな恋愛の後ろにあって、おとなの機微を感じさせられます。
若い人が読めば、なんだ大人って思うかもしれませんが、恋愛にふりまわされずに、自分のことだけではない、相手を思いやることの大切さを知ることができるのではないでしょうか。
by miketa-no-ai | 2009-04-11 12:30 | 読書