島田虎之介 『トロイメライ』 青林工藝舎刊
2007年 10月 14日
我が家の弾き手がなくなったピアノは、遠く台湾で余生をすごしていますが、秋になるとピアノが恋しくなるわたし。最近iPodにインストールしたのも、リヒテルやアルゲリチのピアノ協奏曲です。
したがってマンガも島田虎之介の『トロイメライ』(青林工藝舎刊)なぞ、読んでみました。
一台のピアノを巡って、百年ほどの時間と、日本、イラン、ジャカルタ、カメルーンなどを舞台に、さまざまなドラマが錯綜します。
決して多弁ではないのですが、虎之介の線は多くのイメージを含んで、読み手に映画のような流れを感じさせるところが、わたしは好きです。難解なような気もしますが、独自の世界。
同じくピアノが主役の長編エセー『パリ左岸のピアノ工房』(T・E・カーハート著、新潮社クレストブック刊)もお薦めです。
したがってマンガも島田虎之介の『トロイメライ』(青林工藝舎刊)なぞ、読んでみました。
一台のピアノを巡って、百年ほどの時間と、日本、イラン、ジャカルタ、カメルーンなどを舞台に、さまざまなドラマが錯綜します。
決して多弁ではないのですが、虎之介の線は多くのイメージを含んで、読み手に映画のような流れを感じさせるところが、わたしは好きです。難解なような気もしますが、独自の世界。
同じくピアノが主役の長編エセー『パリ左岸のピアノ工房』(T・E・カーハート著、新潮社クレストブック刊)もお薦めです。
by miketa-no-ai | 2007-10-14 20:26 | 読書